2018年における日本のトップソーシャルメディア

Posted By Caylon Neely

ハンブルバニーによる日本のSNS研究ブログもこれで第3回目になりました!今回も人気のあるSNSごとに焦点を当てて、2018年の動向を考察していきます。2016年2017年の動向も知りたい方はぜひそちらのブログも読んでみてください。もうすでに読んだ!という方は早速ここ1年で何が起こったのか、チェックしていきましょう。

2017年における日本のトップSNS

利用者の割合(%)

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参照: Pre 2017 Data, Nikkei, Gaiax(1), Gaiax(2), Twitter(’17),Twitter,(’16) Japan Statistics Bureau
*2017年10月のツイッターデータより
**2017年9月のフェイスブックデータより
***2017年10月のインスタグラムデータより

前年と今年とを比較してみると、ただ規模が大きくなっただけで、たいした変化は見受けられません。ただ、上のグラフから、2018年の動向を考察するとき、注目すべき点が3つあります。

  1. ツイッターはいまだトップを独走中であり、衰える様子は全くないです。
  2. インスタグラムは急速な発展をみせており、2016年より2017年の方がその傾向をみせています。
  3. フェイスブックは緩やかな成長をみせてはいるが、近年のトレンドをあてはめると先2年以内にインスタグラムに追い越されるでしょう。

それでは2018年にどのような変化が考えられるのか、深く見ていきましょう!

日本におけるツイッター

Twitter Statistics Japan - Social Media Demographics and market share

ツイッターは英語圏内では批評が相次いでおり、幸先がいいとは言えない状況です。しかし、日本ではその影響は一切なく、一貫して強い市場となっています。2017年には日本のネットワークで500万人のユーザーが追加されました。

ツイッター利用者の性別と年齢層

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参照: Fastask
*2017年10月のデータより
**データ参照元は前回のブログより

ツイッターは年齢層と性別の面では日本のネットワークにおいて最も幅広く利用者がいるソーシャルメディアです。どの年代でも男女は同じよう見られます。ほとんどのユーザーが10代の若者と言えども、実質的な人口統計は平準化されています。調査結果によると、43%の利用者は30歳以下ということがわかります。もしあなたが日本で大衆向けになにか伝えたいことがあるならば、ツイッターがベストな場所となるでしょう。

人口統計の広がりから考えてみると、たくさんの日本人が新しいニュース、天候における警報、または交通状況を知ったとき、真っ先にツイッターにいくことは大した驚きではないです。そこに何かあるから、というわけではなく、そこにみんながいるから!ツイッタージャパンは、2017プリントアドキャンペーンを資本化し、日本語で#TrumpAdministrationというハッシュタグを作りました。その目的はツイッターがいち早く情報を拡散できるようにすることでした。

他の国と同じように、日本で人気のあるアカウントはやはり有名人です。ツイッタージャパンのトップアカウントは天気情報、新聞、コンビニエンスストア、モバイルゲームなどです。日本で印刷媒体が未だに流行しているのは、多くの会社がツイッターとクロスチャンネルキャンペーンを統合しているからです。印刷から始まったキャンペーンがツイッターに移行していくのが一般的となっています。

ツイッターはまた、消費者に迅速且つ簡単に情報を発信する素晴らしい方法でもあります(例えば、飲食店の場合、本日のランチなど)。ウェブサイト上でそのような素早い情報発信をすることは1つの手になるでしょう。ツイッターは、カスタマーサポートと、サービス戦略の両方を向上させるものです。

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フェイスブックジャパン

Facebook Statistics Japan - Social Media Demographics and market share

フェイスブックは、インスタグラムやツイッターのように、緩やかではありますが、発展を続けています。緩やかではありますが、未だに日本のビジネスの場面ではよくみられています。2017年9月に発表されたデータによると、そのユーザーは2800万人となっています。.

日本におけるフェイスブック利用者の年齢と性別

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参照: Fastask
*2017年12月のデータより
*データの参照元は過去のブログより

日本のフェイスブック利用者は、比較的年齢層が高く、その全体の75%近くが30歳以上で構成されています。男女比は、男性が女性を上回る57%で、それはデータを遡るにつれ、大きくなっています。ここから、日本の若いソーシャルネットワーク利用者はインスタグラムやツイッターにいったあと、フェイスブックにいくと見受けられます。

10代と20代のフェイスブック利用量の差は、トラスティックです。また、正社員として働いている人のフェイスブック利用量は、同年代の大学生のそれの約2倍になっています。これは、フェイスブックがよりビジネスの場面で使用されていることと、就活や、若い人のネットビジネスに使用されていることに起因していると考えられます。私たちは、より多くの若い日本人が、ビジネスを始める際、オンラインでの活躍の幅を広げるためにフェイスブックを利用しているであろうと考えています。

さらに、日本のフェイスブックの広告は、世界でも最も高いCPCを誇っています。これは、日本の広告の競争率が激しいことを示しています。私たちは、他のソーシャルネットワークよりも、フェイスブックは基盤となる顧客の影響力が大きいため、企業はそこに力を入れていると考えます。このため、もしあなたが日本において、基盤となるような、さらには年齢層の高い顧客を獲得したいのであれば、フェイスブックはとても良い環境といえるでしょう。そのため、広告が非常に有効な手となりうるでしょう。

インスタグラムジャパン

Instagram Statistics Japan - Social Media Demographics and market share

インスタグラムは、日本において最も急成長を遂げているソーシャルネットワークの1つで、その勢いは衰えを見せていません。私たちは、インスタグラムは、そのツイッターと同じように匿名可能なところや、写真など視覚化された内容のように、日本人の好みにあったレイアウトのおかげで、この先も成長していくであろうと考えます。さらに、ストーリーのような、新しい機能は、今後も利用者たちを惹きつけ続けるでしょう。

日本におけるインスタグラム利用者の年齢と性別

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参照: Fastask
*2017年12月のデータより
**データの参照元は過去のブログより

ここ近年のデータをみると、日本におけるインスタグラム利用者は若い女性が多くみられます。それにもかかわらず、ソーシャルネットワークを始める40代以上の女性の割合が急速に伸びています。これは、近いうちにインスタグラムの利用者の年齢層がフェイスブックのように、もしくはそれ以上に高くなることを示唆しているかもしれません。

インスタグラムの女性利用者の多くは、20歳前後です。インスタグラムを利用している女子大生の数は、男子大学生の2倍となっています。このため、インスタグラムは、日本人において若い女性とコネクションを持つうえで、良い環境であると言えます。

インスタグラムも、そのレイアウトから様々なかたちの広告への道が開けます。企業のアカウントでは、日頃の独自の内容を含めた広告を投稿できるでしょう。または、スナップチャットのようなストーリーにのせることもできます。もしあなたが、日本において若い年齢層の顧客獲得を目指しているのなら、インスタグラムは適しています。

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日本におけるソーシャルメディア使用量

ニールセンの調査によると、社会人であれ大学生であれ、20代であればほとんどの人が月に最低でも2つかそれ以上のソーシャルネットワークを使用しています。 大学生のほとんどがインスタグラムとツイッターの2つを使っているのに対し、同年代の社会人であれば、3つの主なネットワークを使用しています。これを考慮すると、オムニチャネルは日本の若い年齢層にアプローチするのに最適な手段でしょう。いくつかのネットワークを用いて、顧客獲得にむけた動きができれば、それは素晴らしい効果を発揮するでしょう。

年齢層が高い日本人もソーシャルメディアを受け入れてきている

それぞれのサービスにおける50歳以上の利用者の割合

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参照: Fastask (’17)Fastask (’16)
*2016年7月、2017年12月のデータより

2017年から大きく変化したことの1つは、新しくソーシャルネットワークサービスを始める中高年の人々の数です。調査データによると、Facebookの男女の伸び率は、そのほとんどが50歳以上となっています。先に述べたように、インスタグラムの新しいユーザーは、50歳以上の女性の伸び率が最も高く、同年代の男性では、ツイッターとなっています。よって、ツイッターが今や年齢層の高い日本人男性と繋がりを持ちやすいところであり、その同年代の女性の場合はインスタグラムが該当するでしょう。このことから、ついに年齢層の高い人々もネットワーク社会に参入してきたと見受けられます。

日本でのソーシャルネットワークビジネスのために

リンクドイン

ビジネスのためのソーシャルネットワークは日本においては、未だにその存在は大きいものではないです。しかし、全くないというわけではないです。過去のブログで、日本のビジネスがリンクドインに直結していない理由をいくつか述べています。しかし、それでもリンクドインは日本に住み、働いている外国人のみならず日本人も求人するうえでとても良い環境であると言えます。

リンクドインでは、40代の日本人が多く見られます。しかし、最もアクティブなユーザーは、20代となっています。これは、日本の若い世代の方が、ネットワークビジネスにより興味を持っているという事ではないでしょうか。

この理由から、日本におけるリンクドインに先見は立てられません。もう少し様子を見てみましょう。

エイト(名刺アプリ)

エイトは元来、名刺スキャニングアプリでしたが、現在完全なソーシャルメディアアプリに拡張されました。一見、日本におけるリンクドインのライバルと見受けることが出来ます。エイトは、日本におけるビジネス文化においてとても重要視される名刺文化に特化しています。利用者がエイトで受け取った名刺をスキャンすると、オンライン上から該当する人物のプロフィールを自動的に検索します。もし存在していれば、繋がることが出来るようになっています。これは、日本の名刺文化とソーシャルメディアを統合させる良い方法でしょう。

エイトは現在150万人のユーザーがいて、採用機能も拡大していくと提示しています。行く末は、日本人の彼らのキャリアを誇示しないという性格から、予想を立てるのは難しいです。もし、エイトのその発展が功を成せば、リンクドインに匹敵する強大勢力となるでしょう。

2018年のソーシャルメディアにおける見立て

2016年、2017年では日本におけるソーシャルメディアに大きな変化は見られませんでした。ここから、たくさんのマーケティングにおける展望を見ることが出来ます。それは;

  1. 年齢層の高い日本人が主なソーシャルメディアに参入して、今後も引き続きその人口は伸びていくとされます。もし、御社がその方々をターゲットにすれば、2018年はソーシャルメディアというフィールドにおいて大きな進歩が見込める年となるでしょう。
  2. 同時に、若い層のユーザーも主要なソーシャルメディアにおいてより活発になるでしょう。10代より20代の方が多くのネットワークを使用します。現時点で分かることは、マルチチャンネルが市場において大切であるという事です。日本の市場で若い層をターゲティングするときは、インスタグラムよりツイッターの方が有益です。ソーシャルメディアの最適化を忘れずに!
  3. 日本におけるソーシャルメディアユーザーは増加し続ける傾向にあります。新参者のソーシャルメディアでなくとも、日本のマーケティング市場で何もしなければ大きな損失に繋がるでしょう。

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