【海外SEO対策】基本から質の高いコンテンツの作り方までじっくり解説

海外SEO対策の注意点からすぐ出来る対策、実際のコンテンツ作り、そして海外の最新検索動向までじっくり解説します。

Posted By Ayumi Ikeguchi

海外SEOとは、外国人のユーザーが「あるキーワード」を検索した時に、自分のWebサイトが上位に表示されるようあらかじめサイトを最適化しておく取り組みのことです。今後インバウンド集客や海外展開を見据えて多言語サイトを作る予定がある人には必須の対策ですね。

海外SEOを考えている人の中には、もうすでに日本語のサイトで経験もあってSEOについてよく知っている方もいるかもしれません。しかし海外と国内向けSEOには大きな違いがあります。独自の内部対策や海外ならではの検索動向に対応する必要があったり、キーワードやコンテンツもただ翻訳するだけではなく、その国の「検索意図」を理解して新しく戦略を立てないと、狙ったような効果が得られません。

この記事では、海外SEO向けの内部対策から実際のコンテンツ作り、そして知っておくべき海外の最新検索動向に至るまで、海外の検索上位を狙うために必要な知識をご紹介していきます。

  1. 【注意点】海外SEOで知っておくべきこと
  2. 【すぐできる】テクニカル海外向けSEO対策
  3. 【戦略】海外SEOを成功させるキーワード選び
  4. 【ブログ作り】海外SEOに対応したコンテンツ
  5. 【海外SEOのトレンド】音声検索SEOが求められる?
  6. 【まとめ】一歩踏み込んだ海外SEO対策を

【注意点】海外SEOで知っておくべきこと

海外向けコンテンツを作る時に「日本向けのサイトやSEOキーワードの戦略があるから、それを翻訳して使えば大丈夫」だと思っている人が要注意。

海外向けサイトには特別なテクニカル対策が必要

多言語サイトを新しく作ったときは、その言語の検索結果に自分のサイトが表示されるよう検索エンジンに自サイトを意図的に認識してもらいましょう。つまり日本語のサイトを翻訳するだけではなく、URLやタグの方面で工夫が必要です。

自動翻訳に頼らないキーワード戦略が必要

同じような意味を持つ言葉でも、国や言語が異なればユーザーの検索意図も異なります。そのため戦略を立てずにただページを翻訳するだけでは、思ったような成果が得られないかもしれません。さらに、使用した自動翻訳のクオリティが低く不自然な場合はユーザーにスパムとみなされたり、イメージの低下につながったりする可能性も。

国による検索動向の違いを知ろう

ユーザーの検索動向は年々目まぐるしく変わっていますが、国によっても違いがあります。例えばアメリカでは音声検索が手動検索の割合に近づいていて、サイト自体も音声検索に対応したSEO対策が必要になってきているのです。

【すぐできる】テクニカル海外向けSEO対策

海外の検索エンジンで狙ったキーワードの上位に表示させるには、ページを作り始める前の事前準備から始まります。

URLを言語によって変える(ドメイン/サブドメイン/ディレクトリ)

海外SEOに最適なドメインを選ぶイメージ

検索エンジンの仕組み上、ページの言語ごとにURLを変えないと正しい評価が行われず、本来表示されるべき場所より下に掲載されてしまう可能性があります。
URLを分ける手段は大丈夫ですので、管理しやすい方法で分類しましょう。

分ける方法 URLの例
ドメイン website.co.jp(日本向け)
website.co.uk(イギリス向け)
website.co.cn(中国向け)
サブドメイン en.website.com(英語向け)
ディレクトリ website.com/ja/(日本向け)
website.com/us/(アメリカ向け)

Google Search Consoleでターゲット地域を設定する

使用しているドメインが.uk(イギリス)や.ca(カナダ)など国別に分かれておらず、「com」や「net」のようにジェネリックなドメインの場合は、Google Search Consoleで地域を指定すると、検索エンジンがターゲット地域を認識できるようになります。

サイトの読み込み速度を最適化

日本国外にいるユーザーは海外サーバーを経由している分、サイトの読み込み速度が若干落ちる可能性があります。サイトの読み込みが遅いとページの評価が下げられるだけでなく、ページを訪れたユーザーの離脱にもつながります。モバイルページでは読み込みに3秒以上かかると53%のユーザーが離脱してしまうそうです。簡単にサイトの読み込み速度をチェックできるWebPageTest(英語サイト)などでチェックしてみましょう。

海外のサーバーやCDNサービスで表示速度改善

ターゲット国にサーバーを持てば、その国からアクセスしているユーザーの読み込み速度を改善できます。一番簡単でおすすめなのはAmazon Web Services(AWS)が提供するCDNサービス(Amazon CloudFront)で、アクセスしているユーザーの一番近くにあるサーバーから高速で配信できるようになります。

【戦略】海外SEOを成功させるキーワード選び

SEOキーワード選定のイメージ

URLやサーバーなどの下準備ができたら、大事なページ作り・・・の前に、展開していくサイトページコンテンツの戦略を立てましょう。

他言語SEOキーワード戦略・自動翻訳は不可

サイトに来てほしい人たちが検索しているトピッククラスターを決めます。ポイントはキーワードではなくクラスターを設定すること。クラスター内のニッチなキーワードやロングテールキーワードが、主要なキーワードの順位を押し上げる(またはお互いに押し上げ合う)ような構成を考えます。

検索キーワードを選ぶポイントは主に以下の3つ。

  1. 検索ボリュームがどの程度あるか
  2. 自分のビジネスと関連性が高いか
  3. 検索した結果表示されるページがユーザーの検索した意図とマッチしているか

さらに、最終的に選んだキーワードをクラスター(トピック)ごとに分類し、狙ったキーワードでトラフィックが増えるかどうか、コンテンツを作る前から掲載順位をトラッキングしておくことも忘れずに。

【ブログ作り】海外SEOに対応したコンテンツ

海外SEO対策向けコンテンツ作成のイメージ

下準備や海外SEOの戦略、キーワード選びが終わったら、ようやくページ作りに入ります。コンテンツを書き始める前に、その記事を読むのはどんな人か想像してみます。

その国の言葉で検索しているユーザーを想像する

選んだキーワードを検索しているのはどんな人でしょうか?キーワードの検索意図や状況を深く掘り下げるとことで、ターゲットしたいユーザーの役に立つ質の高いコンテンツ作りにつながり、結果として検索上位にランクインできる可能性が高まります。似たような単語でも国や言語によって意味合いが異なることも多いので、必ず検索バーに打ち込んで「ユーザーはどんな情報をほしいのか」、「その人たちはどんな人か」想像することが大切です。

ここでは例として「package tour Japan(日本のパッケージツアー)」というキーワードで検索している人について考えてみます。

  • どんな人?→ 日本に旅行予定の外国人。
  • 年齢は?→ 20~50代くらい。
  • どんな悩みがあって検索している?→ 日本に行くならどのパッケージツアーが良いか比較検討したい。

ここでは「package tour Japan」というキーワードについて「日本のパッケージツアーについて比較検討したい人」というペルソナが出来上がったので、複数の旅行会社のパッケージツアーを一覧化し、それぞれのおすすめポイントを紹介する記事を作ろうと思います。
このように、キーワードからいきなりコンテンツを作るのではなく、「検索している人の意図」を分析してから書くことで、検索ユーザーが「本当に求めていること」に近づくコンテンツが書けるようになります。

質の高い海外向けコンテンツを作るためのチェックリスト

人気のキーワードはライバルたちも多くコンテンツを書いています。より検索上位に掲載されるため、以下のようなポイントに気をつけて書くことで、質の高いコンテンツに近づきます。

  • その言語のネイティブによるチェックが入っているか
  • コンテンツの内容が、狙ったキーワードの検索意図に沿っているか
  • 同じトピックの競合コンテンツよりも具体的で分かりやすく詳細に書かれているか
  • コンテンツ内に統計・数値情報が含まれるか
  • 文字数が少なすぎないか
  • 画像や写真を使って分かりやすく工夫されているか
  • <H1>や<H2>などの強調タグが適切に使われているか
  • 「お問い合わせはこちら」などのCTAが内容に応じてカスタマイズされているか

このチェックリストは弊社がブログコンテンツを作成する時に実際に使用しているチェックリストの一部です。これらを元にある不動産企業の海外ユーザー向けにSEO対策に取り組んだところ、66%以上のターゲットキーワードが検索1ページ目に表示され、最も改善が見られたキーワードでは最大で検索順位が68.2上昇ひと月で20%近くトラフィックが増加しました。

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【海外SEOのトレンド】音声検索SEOが求められる?

音声検索をしている人のイメージ

検索上位を狙うコンテンツやサイト作りに加えて、海外の検索トレンドになりつつある「音声検索」に対応したSEOも考えてみましょう。

日本では音声検索に抵抗がある

日本人の7割以上が「人前での音声検索は恥ずかしい」と感じており、スマートスピーカーの普及率は約6%にとどまっており、まだ多くの人にとって音声検索はいまだに身近なものではないかもしれません。

アメリカでは2020年に検索の50%が音声検索になる予測

一方、アメリカでは25歳~49歳の65%のユーザーが「一日一回は音声入力を利用する」回答し、2020年までに検索の50%が音声入力になるという予測も。
そのため、音声検索最適化=VSO(Voice Search Optimization)という言葉も生まれました。これからのSEO、特に海外を意識したSEOには音声検索も視野に入れておく必要がありそうです。

音声検索SEOに対応したページ作りのポイント

音声検索のランキングを改善するための主なポイントをまとめました。

  • 会話型の検索を意識:「(近くの)カフェはどこ?」といったように、音声検索は言葉が短いのが特徴ですが、表示されるコンテンツもシンプルで読みやすいものが選ばれやすいようです。
  • ページの表示速度はより早く:音声検索で返されたページの読み込み速度は平均4.6秒と、平均より52%早い結果でした。
  • httpを使う:Google Homeが返したサイトの70%がhttpsでした。
  • PCで検索上位のサイト:音声検索で返されたページの約75%は、PCで検索したときもトップ3位に表示されるページ。

【まとめ】一歩踏み込んだ海外SEO対策を

一歩踏み込む海外SEO対策のイメージ

外国人に自分のサイトへ訪れてもらうためには、日本語版のサイトを翻訳する以上の対応が必要でした。ここでもう一度ポイントをおさらいしてみましょう。

    • テクニカル面での対策をしないと検索エンジンに認識してもらえない
      • まずは検索エンジンに拾ってもらえるよう、その国や言語に対応したURLやサーバーなどの環境を整えます。
    • 質の高いコンテンツを作ってページの評価を高める:その国の言語で検索しているユーザーのキーワードを深く分析し、ターゲット層にとって有益で質の高いコンテンツを作りましょう。
    • 今後増えてくる音声検索SEOで更にトラフィックを伸ばす:音声検索の需要は世界各国で増えています。今から最新のトレンドを押さえたサイト作りを進めておきましょう。

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